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「伊左地の家<長期優良住宅>」の工事もほぼ終わりがみえてきました。
そこで、今回は今まで勿体ぶってお見せしていなかった訳ではありませんが、全容が見えなかった外観のお披露目です。
道路からの眺めはこんな感じです。
外壁の仕上げとしては、塗壁で仕上げている部分と、ガルバリウム鋼板で仕上げている部分が混在しています。
コチラは玄関の軒裏越しに眺める2階部分です。
1階のリビングから外部へ梁が連続しています。
コチラは和室南面のポーチ。
少々の雨降りは苦にもなりません。
さて、こちらは内部になりますが、階段ホール上部のハイサイドライトです。
光が塗壁の仕上げに表情のある陰影を落としています。
あとは、部分的な手直しや設備機器設置、外構工事等で大方の工事が終わります。
それでは。
「伊左地の家<長期優良住宅>」は、仕上げ工事に突入です。
一部の部屋に珪藻土を塗っていますので、左官屋さんに登場願います。
以前は、コテむらを表現したりするのが主流の時期もありましたが、最近は比較的大人しめに仕上げる事が多く、今回もほぼフラットです。
こんな感じで仕上がります。
なんだか、道具の置き方が粋で床の間飾りみたいな写真です。
コチラの部屋では、建具屋さんが登場。建具自体は工場で作成して搬入ですが、最終の調整は現場でして設置します。
コレは建付け前の建具です。
因みに、建具の下面はこんな感じで仕上げない事が殆どです。
初めて見た時は「えっ、いいの?」と思ったのですが、「外さない限り見えないし・・・。」と何とも合理的な回答が。
確かに。
それでは。
「伊左地の家<長期優良住宅>」は、造作工事が終了しました。
これで部屋の工事はほぼ終わり、あとは仕上げ工事が入ることになります。
コチラは玄関を中から見た様子。
左の羽目板部分は、玄関扉の木とイメージを合わせており、玄関扉と網戸が引込みでおさまることになります。
コチラは玄関ホールから階段を見た様子。
階段上にハイサイドライトを設け、採光していますので柔らかな光が下りてきます。
2階の部屋は南面に長閑な田園風景が広がりますので、その景色を生かせるように窓を設けています。
こんな感じで、緑が見える窓って素敵ですね。
次は、仕上げ工事についてご報告できればと思います。
それでは。
「伊左地の家<長期優良住宅>」は、内部工事が続いています。
こちらは、リビング天井の窪み。
ここにはプロジェクターのスクリーンが収まります。
しかし、最近のプロジェクターというのは高機能過ぎてビックリします。
こちらはリビングと続きの空間であるダイニングです。
壁下地のボードが点々と窪んでいますが、これは普通の石膏ボードとは違いラスボードといいます。
壁の仕上げが左官(珪藻土)塗りになりますので、珪藻土がより絡むように点々と窪んでいます。
こちらは、階段上部のハイサイドライトです。
ここは既製建具を使用せず、木の造作により作成していますので、天井との連続感や、窓と窓の間の木部の見え方がよりスッキリしています。
こちらは、今回の床材であるカバ(樺桜)の無垢フローリングです。
私の設計する住宅では、なるべく無垢材のフローリングを使用するようにしています。
塗装はオスモ等の植物系塗料を使用しています。
無垢材なので、1年を通じて呼吸をする為、乾燥の厳しい冬期には目地に隙間が出ることも場合によってはあります。
しかし、湿度が高めの夏期にはその目地は元通りになります。これこそ生きている証・・・と言えばそうですが。
設計の段階でそのお話をさせていただいて、ご納得いただければ採用させていただいています。
上記のようなデメリット(生きているのがデメリットというのも変ですが・・・)もありますが、肌触りが何より違います。
裸足で生活したくなります。更には、頬擦りしたくなります。(笑)
それでは。
「伊左地の家<長期優良住宅>」の今回のレポートは、現場以外から始まります。
ここは、工務店の作業場(刻み場)です。
何やら大工さんが図面と木材と対峙しながら、真剣な表情をしております。
これは、沢山の木材からどの木材がどの場所に使うのが相応しいかを吟味しているのです。
勿論、設計側からの希望は伝えてあるのですが、やはり最終の判断は長年木と向き合い木と付き合ってきた大工さんにお任せするのが一番です。
そして、仕分けられた木材が加工されて、このような枠材・敷居・鴨居・巾木・・・etc(まとめて造作材と言います)になるのです。
この仕分けの作業を「気配り」ならず「木配り」とも言います。
「木配り」には「気配り」がとっても大切なので、この2つの言葉はとても密接な関係です。
そして・・・
これは、木材ではなくて「鉄」であります。
小さなモノですが、鉄工所へ依頼して作っていただいています。
これを何処に使うかといいますと・・・
場所は先回のレポートの2間続きの和室で、境界部の鴨居の吊り材です。
鉄を使用した目的は、より部材を細く見せる事により、軽さを表現する為です。
こうした積み重ねが、空間のアクセントとして効いてくるのです。
それでは。
「伊左地の家 <長期優良住宅>」は、しばらく更新が滞っておりましたが・・・現場は進んでおります。
リビングの天井は構造材である梁が等間隔に並んで、空間にリズム感を与えています。
また、梁と梁の間には羽目板が張ってあります。
羽目板ばかりだと、和のデザインでも少々くどい感じになってしまいますのが、ここでは梁と梁の間隔を一般的な間隔の半分にして見える面積を小さくする事で和モダン的な感じになっています。
更に更に・・・
リビングの梁が屋外にせり出しているのですが、その間も屋内と同じように羽目板を張っています。
こうする事により、屋内と屋外の空間の連続感が出て、屋内から見たときに部屋の広さがより広く感じる事ができます。
よく外部デッキを屋外リビングのようにして、リビングをより広くというのと同じですが、天井でもそういう効果が得られるのです。
こちらは南北2間続きの和室です。
部屋のカタチが判るようになってきていますが、細かな造作はこれからです。
造作等については、次のご報告にて。
それでは。
少し前のことになりますが、「伊左地の家<長期優良住宅>」では中間検査を受けました。
「ヨシッ。」
「ヨシッ。」
実際にはそんな事は言っていませんが、「ヨシッ。」という声が聞こえそうな写真です。
今回の検査員の方は、いつも以上に時間をかけられる方で、しっかり見て頂いた印象。
それでも、特に問題はなく中間検査も無事終了です。
しばらくご無沙汰しておりましたが、現場の状況はどうなったかと言いますと・・・
1階バルコニー屋根には透過性の材料が付きました。
空の色が、何とも清々しい色に見えます。サンルームではないので、風は通りますが室内には優しい光を注いでくれると思います。
サッシも取り付いています。
リビングの連続梁が特徴なんですが、最終型を見るのが待ち遠しいです。
こちらの現場は大丈夫だったのですが、計画している案件では震災の影響で合板が入荷未定・・・というか入りません。
従来、床組は構造用合板28ミリを張り剛床を確保していたのですが、久しぶりに根太を組んでの床組となりそうです。
長期優良住宅の申請をした際には、構造用合板28ミリでの剛床で床倍率確保をしていたので、根太組では若干ですが床倍率が減少してしまうので、どうなるか心配だったのですが、再検討した結果・・・問題なし。
申請時の耐震等級3は確保したままでした。
今後、このような事態が増えてくると思いますが、様々な策を講じてクリアしていく事になりそうです。
それでは。
「伊左地の家<長期優良住宅>」の現在は、建物軸組の構造材の設置が進んでおります。
今回の建物では、耐力壁の構成要素として構造用合板と筋交いを併用しています。
(上の写真は、たすき掛けをした筋交いです。部材は90×45材を使用していますので、この壁での壁倍率は4.0倍です。)
建築基準法の範囲では、「構造耐力壁を必要な量をバランスよく配置する。」という程度ですが、今回認定を受けています長期優良住宅では品確法による基準も付加されています。
基準法との違いは色々ありますが、自身のデザインを考える中では「床倍率」が1番大きな違いと感じています。
これは、地震力等の応力を受けた耐力壁が、その応力をキチンと下の層(屋根→2階壁→2階床→1階壁→1階床面→基礎)へ伝達できるように、屋根面・2階床面の水平剛性を確保する。というものです。
この水平剛性を確保する為の得策は、区画面積を小さくする事です。
という事は・・・大空間の確保が難しい。
これが、デザイン(空間構成)において従来より規制を受けるという点が1番の課題になっています。
そして「伊左地の家」においてもこの課題をクリアすべく、床面や屋根面の倍率の確保に試行錯誤しています。
・・・でも、完成の頃にはその痕跡は見える事はありません。
しかし、その見えない部分によって、より魅力的な空間が出来れば良いと思います。
内外に連続する梁も完成が楽しみです。
他は・・・
屋根葺きも完了です。
今回は和の要素が強いデザインですが、瓦ではなくガルバリウム鋼板で葺いています。
(ガルバリウム鋼板は、和のデザインとしての構成要素しては充分成り得ます。)
「阿久比町の家」に続き、こちらも一段落したら中間検査を受ける事になります。
それでは。
前回の続きです。
快晴の中、建前は進んでいきます。
先ずは。
前回の土台を伏せた後に、柱を立てていきます。
まずは図面上で「い」通りと「1」通りの交差する柱から立て始めます。
(これが「いの一番」の語源なんですよ。)
柱自体は、一人でも持つことができますので、あっという間に建てられていきます。
そして、始めの写真の大型クレーン車で、長くて重い梁を吊って、所定の位置まで運んで柱の上や側面にはめ込んでいきます。
建前の段階では、仮留めの釘等は打ちますが基本的には、はめ込んで終わりです。後日、所定の金物を使用して本締めをしっかり行います。
途中の写真が無いため、話が飛びますが・・・
建前が殆ど終わる頃に、近隣の方々が集結。
そうなんです。
今ではなかなか見ることが無くなってしまったのですが、この地域では建前といえば「菓子撒き」が伝統行事。
ゆえに、事前に告知をしなくても建前があれば、人が集まるという自然の流れがあるのです。
さぁ、菓子撒きです!戦場です!
なかなか見ることができない光景を「新居町の家」に引き続き見ることが出来て、楽しかったです。
因みに・・・
足場がある為に、菓子撒き距離が遠くなるとの理由で、菓子撒き専用の足場が作られていました。
流石です!
それでは。
先週から今週にかけてですが、「伊左地の家<長期優良住宅>」では建前がありました。
その辺りのお話を今回と次回で紹介いたします。
先ずは、土台である桧を現場搬入して、図面通りに伏せていきます。
基礎の立ち上がりから、ツクツク出ているのがアンカーボルトと言いまして、基礎から土台が離れないように固定する為の物です。
場所によっては、地震の際に強い引き抜きの力がかかりますので、設計の段階で柱1本1本の応力を計算して、必要な箇所には普通より頑丈なアンカーボルトが設置してあります。
設置は、事前検討がしっかりしてありますので、テキパキ進んでまいります。
そして・・・
土台伏せは無事完了です。奥には柱材が搬入されています。
一方、こちらは工務店の刻み場。
今回の構造材は、プレカットで済ます箇所もありますが、収まりが難しい所がありますので、そういう所に関しては、この刻み場で大工さんにしていただいています。今では、なかなか見ることが出来ない光景になってしまいましたので、とても貴重な空間です。
このような感じで、梁の先端に角度を付けることにより、よりスッキリとした収まりになる・・・筈です。
さて、次回は華やかな建前です。
それでは。
先週の「伊左地の家<長期優良住宅>」の様子のご報告です。
・・・とは言うものの、見た目は地味です。
覚悟してください。(しかし、何度も言いますが大事な工程です。)
「配筋検査」です。中間検査はまだ先なのですが、瑕疵担保責任に関する基礎配筋の検査です。
検査員の方は、手慣れた感じで検査されて、配筋の定着やかぶり厚の説明をして帰られました。
"問題なし"ということです。
検査員の方曰く、配筋の並びが整然としている現場はパッと見で大丈夫かそうでないかが判るとのこと。
「今回はそれに当たった。」とは言いませんでしたが、そういう事にしておきます。
そして、検査が終わったら待ちわびていたかのように、基礎スラブ(床盤)のコンクリート打ちです。
これで、配筋は隠れてしまい、もう見る事はないですが、事前検査も済んでいますので安心です。
この後、写真はありませんが、基礎の立上りのコンクリートを打ちました。
次は土台を伏せたら、建前です。
華やかな現場が待ち受けています。
それでは。
「伊左地の家」も「阿久比町の家」に続き、年明けに長期優良住宅の申請も下り、現場が始まりました。
今回の敷地は地山の為、地盤調査を行ったのですが"カッチカチ"です。
故に、特に改良を行わなくても地耐力の確保が出来ていましたので、既存母屋を解体後、そのまま着工となりました。
(何も改良をしないで。というのは初めての事です。)
現状は、均しコンクリートを打ち、遣り方、墨出しまで完了。
今週は基礎配筋に掛かる事になりますが、ここから上棟までは見た目は地味に進んでいきます。
見た目は地味ですが、基礎なのでとても大事な工程です。
北西からの様子ですが、敷地が北面と西面にあり、しかも双方幅員4m未満の為、どちらもセットバック(道路中心線より2m)しますので、敷地が一回り小さくなった感じになってしまいます。
勿体無いと感じてしまいますが、これも円滑に消防活動を行ったり、救急車がスムーズに進入できるようにしたりと、必要な事なのです。
それでは。
先日ですが、「伊左地の家」の確認申請と長期優良住宅の審査書類を申請機関に提出してきました。
しかし確認申請にあたっては、都市計画法の60条の許可申請を添付する必要があります。
故に、朝一で浜松市役所へ駆けつけ(その前に、例の分庁舎にもお邪魔していますが・・・)、5分程度滞在して、名古屋の申請機関へ向けて浜松を後にしました。
その後の申請は、とりあえず提出のみで審査中という状態です。年明けには着工可能かと思います。
そこそこの頻度で浜松へは行っているのですが、こんなとんぼ返りは初めてでした。
ちなみに、このブログ記事を書くまで「とんぼがえり」を「とんぼ帰り」と理解していたのですが、「とんぼ返り」が正しいようで、今まで誤認識していました。
皆さんもお気を付けください。
「えっ、私だけ!?」
それでは。
先日、「伊左地の家」の都市計画法の申請へ浜松市役所へ行ってきました。
そうです。「阿久比町の家」に引き続き、またもや市街化調整区域内での建築です。
どちらの場所も現地を見ると、周囲も家が並んでいて"市街化調整区域"という程ではないだろうという雰囲気なんですが、仕方ありません。
きっと、日本中にこういう場所はたくさんあるだろうと思います。
先日のブログで撮影し忘れた浜松市役所内の様子ですが・・・
右側のコンクリート小幅板打ち放し仕上げに大開口のトップライトからの光で陰影が浮かびます。
材料の力強さが襲ってきます。
これぞ、モダニズム!
建築史的には有名ではありませんが、この建物のこの空間は好きです。
さて、肝心の申請については窓口での一通りのチェックを受け、少しの訂正指示がありました。
その中のひとつに、建築行政課へ行き確認を取る必要が出てきたので・・・
「何階ですか?」と尋ねた所。
「いえ、この建物ではなく分庁舎です。」
「隣の建物ですか?」
「いえ、ちょっと離れた所にあります。」
聞いたら、そこそこ離れているので、車を走らせていかないといけない。
行って戻ると時間がかかり、尚且つ各駐車場への入庫待ち・・・
いやぁ、予定外。
いつか纏めていただけるとありがたいです。
それでは。


